【本文】百人一首｜10ページ - 小説投稿エブリスタ

《歌意》奥深い山の中で、散り敷いた紅葉を踏みわけて鳴いている鹿の声を聞くときが、秋はとりわけ悲しく感じられる。《解説》奥山に在って鹿の声を聞く、晩秋の寂寥(せきりょう)を詠んだ歌。｢紅葉踏みわけ｣の主語は｢作者｣と｢鹿｣との両説があり、｢紅葉｣は萩(はぎ)の下葉の黄葉(もみじ)を指すともいわれる。《語法・文法》｢ぞ｣は強意の係助詞。｢悲しき｣と連体形で結ぶ。

/24ページ

最初のコメントを投稿しよう！

18人が本棚に入れています

本棚に追加

広告非表示！エブリスタEXはこちら>>