美少女襲来

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マイネームイズ安西 幸介。 どこにでも居そうな普通の高校生1年生で、スポーツが結構得意だったりするよ。 ……と、自己紹介はこんな感じに済ましておきますね。ちょっと今ヤバい状況なんで。 すみません、あまりに突然で悪いんですけど…… 「待てえぇぇぇぇッ!!!! 何故逃げるんだあぁぁぁぁッ!!!!」 「来ないでくださいぃぃぃぃッ!!!!」 ……何で俺は追いかけられているんだろう。 決して自分に非があるわけじゃない。 普通に家を出て、普通に学校へ到着して、普通に入学式が終わって普通に担任から話を聞いて普通に教室を出て。 そこまではよかったんだ。 だけど、教室を出た途端に普通じゃない何かが俺に干渉してきたから……。 「何で追って来るんですかあぁぁぁぁッ!!!!」 「ツチノコ探索部を見学していけえぇぇぇぇッ!!!!」 そうだ、普通じゃない何か。 廊下を走っている俺の後ろで目を光らせながら追いかけてくるのは……背中あたりまで伸びた綺麗な黒髪をなびかせている、とても可愛い女の子だ。 チラッと後ろを向くとそこには……ほら。 「ツチノコォォォォッ!!!!」 ……とても綺麗で可愛いけど、頭がおかしい女の子。
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