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部屋には荒い息遣いと、泣き声と、喘ぎ声が響いている。ベッドが激しく軋む。
胡坐の上に跨らせて両手で腰を掴んでガクガクと上下に動かす。
「あッ、か…にし、ダメ!当たる…!」
あんあん声を上げて奥までくわえこんで締め付けといて、何がダメなんだよ。
「ハッ…ん、じゃあっ…止める?」
そう意地悪く言うと、頭を横に振りながら大粒の涙をぼろぼろ流す。
(かわい…)
顎に伝う涙をこぼさないように舌で受け止めて呑み込んだ。
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