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じゃれつくように、色んなトコを啄むと俺の顔を両手で挟んで口元だけで笑う。
「もう寝よっか?」
冗談ぽい口調だが目付きはさっきまでの酔ってる様子は全くない。
真剣な眼差しにたじろいで目を逸らす。
そして自ら顔を近づけて、深く口付けた。
「ふ…」
ソレに答えるように苦しいくらいに両腕で抱きしめられる。
舌を絡めて歯の裏側まで舌先でなぞる。体温が高いのか、コイツは全身口の中まで熱い。
「なんでだよ…」
息継ぎの為に離れた唇から切ない声がこぼれたのは聞こえないふりをした。
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