1/7
9人が本棚に入れています
本棚に追加
/24ページ

レポートNo.001 【フォトン】  人類の深刻なエネルギー問題を一挙に解決し、宇宙開発事業に拍車をかけた新エネルギーである。  発見、実用から爆発的に広がり、今や軍事兵器から生活用品とありとあらゆる物へとその技術が転用され、人々の生活に欠かせない物となった。  BA等の高密度のフォトンが使われた場所に長時間いた場合、耐性が低い者は過剰なフォトン接触による、吐き気、目眩、頭痛等の通称【フォトン酔い】をするケースがある。 【BA】  人型機動兵器【Battle armor】通称【BA】 フォトンを動力とした軍事兵器である。 【GLAY】襲来以前の物は軍では旧式と呼ばれ、ある程度の訓練を経た者であれば誰でも動かす事が可能である。 【GLAY】襲来以降の【エーテル機関】を積んだ物については、【エーテル感応値】の高い資質が必要であり、厳しい訓練も必要である。 大きさは様々ながら、軍で仕様されている物の平均は全長5~6mである。 【エーテル及び、エーテル機関について】  エーテルは実用してはいるが、未だに解明されていない部分が数多くあるエネルギーである。 【GLAY】襲来時、■■■博士が【GLAY】より発見したエネルギーで、後に人間も、稀にこの【エーテル】が高い数値を示す場合がある事が解った。  フォトンと違い、全く異質なこのエネルギーは、人の意思への干渉や、感情の変化による増減等、安定しない場合もあり、完全には解明されていない。 【エーテル機関】  搭乗者のエーテル感応値を糧として、増幅。それにより、機体全体の人工筋肉や各種レーダー、スラスター、モーター等に干渉し、その性能を向上させ、高い索敵能力と反応を得る事が可能となった。一部武装においても有効で、主にミサイル等の誘導性能や、シールド、装甲板の耐久力強化等の効果もある。  フォトンとエーテルは基本的には互いに干渉はせず、機体においても、それぞれ独立した機関となっている。だが、エーテルの伝動率が低くなったり、エーテル機関が大破した場合は、その機体の性能は著しく低下する。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!