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「あなたが公園で倒れた。だから、私連れてきた。オーケイ?」
「うう~。はいぃ~」
女の子は涙目になりながら答えた。
少し強くやりすぎたかな?
「あっと、そういえば自己紹介がまだだったな。
俺は黒藤黒弥。ちなみに高校二年!」
「あっ、私は、山城 春佳(やましろ はるか)です。私も高校二年です!」
同い年か。
「山城さんな。よろしく!」
「春佳でいいですよ」
「分かった。俺のことも名前でいいから。あと敬語も使わなくてもいいし」
「分かった。よろしくね、黒くん」
「……黒くん?」
「うん!黒弥くんって呼ぶより言いやすいから黒くん!ダメだった……?」
「まあいいけど……」
「じゃあ、改めてよろしくね!」
「ああ、よろしくな」
こうして自己紹介が終わった。
そして、俺は春佳の体調が少し回復したのを見て、あることを尋ねた。
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