変わった出会い ~part2~

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「あんた、いくら女に飢えてるからっていっても、誘拐は犯罪だよ……」 「ちょっ!違うから!俺は、この女の子が突然倒れたからか連れてきただけ!」 まったく……。 なんて事を言うのかね、このオババは……。 「それよりも婆ちゃん!この子を見てくれよ」 婆ちゃんは昔看護婦をやっていたから、症状が分かるだろう。 「どれどれ?あ~、これは軽い日射病だね。少し寝かせとけばすぐに良くなるよ」 婆ちゃんは、女の子を布団に寝かせながら言った。 「そっか……。よかった」 俺は安堵のため息を吐きつつ、その場に座り込んだ。 「じゃあ、黒弥。私は、これから料理教室に行ってくるから、あとは頼んだよ」 「なに!?この女の子はどうするんだよ?」 「お前が看病するんだよ。目を覚ましたら水でもあげなよ。 じゃあ、行ってきます」 「ああ。いってらっしゃい……」 行っちゃった……。 若い男と女を二人っきりにするか? 普通はしないだろ……。
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