変わった出会い ~part2~

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やることもなく、暇になった俺は女の子の顔を盗み見た。 ……平和そうな顔をしている。 これって、男にしたらナイスっ!なシチュエーションじゃないか? いやいや。 俺は寝込みを襲うなんて無粋なマネはしませんよ? んっ? 誰だ?俺をヘタレって言った奴は? 出てこいやっ! 「……ん。ううん……」 俺の中で内乱が起こっているとき、女の子が目を覚まし、辺りを見回した。 「……あれ?私、どうしちゃったんだろう?それにここは……?」 「あっ。目、覚めた?」 俺は、起きた女の子に声を掛けた。 「あなたは誰ですか? ……もしかして誘拐ですか?私、お金持ってません!許してください……」 「アホ!俺は公園であんたが倒れたから連れてきただけ」 かなり失礼な子だな……。 「すいません……。許してください……」 聞いてないし……。 そんな子にはでこピンだ。 中指と親指に力を込める。 「人の話を聞けっ!」 「あうっ!うう~」 女の子は涙目になりながら、額をおさえる。
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