プロローグ

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「誰がお前らなんかと一緒に行くか!」 掴まれていた右腕を思いきり振って、不良の手を払い、ダッシュで学校へ逆戻りをする。 あんな奴らと関わっていられるか! 自分の出せる限りの力を振り絞って、不良達をまこうとする。 しかし、そんな簡単に諦めてくれるわけもなく、後ろから不良達が慌てて追いかけてくる。 「ちょっと待ってよ!」 「逃げることないじゃんか!?」 逃げるに決まっているだろう! 内心で毒つきながら、無視して走り続ける。
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