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「リュウ…リュウ…リュウ!!…大丈夫か!?」
朦朧とする中…自分を呼ぶ声が聞こえてくる…
「リュウ!!気が付いたか!!良かった!!」
リュウが目を覚ますと…シンヤがリュウをきつく抱き締めた。
「リュウ…みんなが…みんなが…」
リュウが周りを見渡すと、家々は崩壊し…町の人達が無惨な姿で倒れている。
「はっ…これは…!?」
リュウは自分達に何が起こったかわからないまま気を失っていた…。
「奴らだ…奴らがいきなり…」
シンヤがその時の状況を語り始めた…
それは…奴ら(闇の住人)が…この町に住む‘クロノ’の使い手を殺しにきたのだと言う…。
その中には…リュウとシンヤの両親もいた…
「みんな死んだよ…殺されたんだ…」
シンヤのその言葉に…リュウは気が狂いそうになっていた。
「父さん…母さん…みんな…」
リュウがシンヤの腕から崩れ落ちる。
「早くここから逃げよう!!…とりあえずビックゲートシティに行くんだ…」
シンヤの言葉に頷くリュウ…。
「わかった…行こう…」
リュウとシンヤは痛みをこらえながら、ビックゲートシティに向かって…歩き始めた…。
リュウとシンヤ…二人の旅が…今始まる…。
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