序章☆

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「リュウ…リュウ…リュウ!!…大丈夫か!?」 朦朧とする中…自分を呼ぶ声が聞こえてくる… 「リュウ!!気が付いたか!!良かった!!」 リュウが目を覚ますと…シンヤがリュウをきつく抱き締めた。 「リュウ…みんなが…みんなが…」 リュウが周りを見渡すと、家々は崩壊し…町の人達が無惨な姿で倒れている。 「はっ…これは…!?」 リュウは自分達に何が起こったかわからないまま気を失っていた…。 「奴らだ…奴らがいきなり…」 シンヤがその時の状況を語り始めた… それは…奴ら(闇の住人)が…この町に住む‘クロノ’の使い手を殺しにきたのだと言う…。 その中には…リュウとシンヤの両親もいた… 「みんな死んだよ…殺されたんだ…」 シンヤのその言葉に…リュウは気が狂いそうになっていた。 「父さん…母さん…みんな…」 リュウがシンヤの腕から崩れ落ちる。 「早くここから逃げよう!!…とりあえずビックゲートシティに行くんだ…」 シンヤの言葉に頷くリュウ…。 「わかった…行こう…」 リュウとシンヤは痛みをこらえながら、ビックゲートシティに向かって…歩き始めた…。 リュウとシンヤ…二人の旅が…今始まる…。
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