161人が本棚に入れています
本棚に追加
「チッ、しかたがない儂ももらうとするか」
なんで舌打ちするだ。
しかし、よく喰うなジィさんだ、どんぶり3杯とは。
俺達は食べ終わると制服(ブレザー)に着替え玄関を出た。
そこにはメイドや執事達が並んでいた。
「「行ってらっしゃいませ」」
きれいにハモって言った。
さすがと言うべきか。
俺達はリムジンに乗りまず門に向かった。
距離にして約5キロの道のり。
歩いた方がいい気がするが。
門からは当然歩く。あまり目立つ事はしたくないからだ。
「まさか通う所は潮乃瀬学園とはな」
潮乃瀬コンチェルンが経営する学園で小、中、高、大が一体となった世界有数の学園である。おかげで広すぎてどこに何があるのか分からない。
もちろん中学はここに通ったが、最初の1ヶ月は迷った。
今はさすがに慣れ迷う事がないが、少し心配。
「クラス一緒になれたらいいな」
中学の時から俺達はずっと一緒だった。
「心配なさるとも大丈夫ですわ。修司と一緒になれるようにお母様に頼んでおきましたわ」
すっげーよ、潮乃瀬コンツェルン。
最初のコメントを投稿しよう!