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朔夜さんやメイド長の迦南さんを中心に朝食の準備をし、執事やメイド達と一緒に食べるのがこの家のルールなのだが。
「空牙さん達が座らないとみんな食べれませんよ。それに亜綺たちも遊ばないで早く食べるぞ。入学式間に合わなくなるぞ」
俺が亜綺たちに言った。ブツブツ文句言いながら3人は席に着いた。
で、空牙さんと星馬さんは体中から赤いものがあっちこっちから出てきていた。
2人はちらちらこっちを見ながら席に着いた。
まぁ、ここはあえて関わらないことにしよう、時間もないし。
「修司くん聞いてくれないのかい」
「修司様聞いて聞いて下さいよ」
関わらないようにしていたのに2人が絡んできた。
「お父様達!!」
亜綺が声をあげた瞬間2人が黙った。
そこに空気を壊すヤツが現れた。
ビュン、
「あ、アブねーじゃあないか焔ジィ」
この人は空牙さんの父の潮乃瀬 焔郎(しおのせ えんろう)俺達4人に武道を教えてくれた人。
時々、卑怯な手を使って現れる、竹刀を持って。
「なぜ避けるのじゃ」
「当たり前だろ。あたったら痛ぇうえにメシを食っているじゃあないか」
ほんと朝から疲れるよ。
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