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夢を見た…。
青葉のしげる、深い森に囲われた…隠れ里。
彩の生まれ故郷"無影(ムエイ)の里"
『…私、里を出るんだ』
『決まったんか?』
『うん…長州に行く』
里を見渡せる丘に立ち、広がる青空の下 一つに結い上げた漆黒の髪をなびかせている女性と、横の岩にしゃがむ短髪の細目の男性。
『さよか…寂しいなるな』
『とか言いながら、実は喜んでるんとちゃう!?』
『バレたか(笑』
『よし!
今日は、追い駆けっこで良いか♪丞、気張って逃げや(黒笑』
『は!?』
彩は言い終わると同時に、懐からクナイを数本取り出すと…行くよ~♪の掛け声で丞に投げつける。
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