━始━

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  雪解けの季節を迎え、世間では卒業式なのだが…私だけが、その日卒業を迎えられなかった。 卒業の為に、学校へ向かう途中…私は、信号無視の暴走車にはねられた。 そこは、見通しの良い交差点だったのだが、加害者は私が見えなかったとの一点張り。 少しして、到着した救急車に乗せられ、私の意識は遠退いた。 …で、今私は『自称 神』である阿修羅ーアスラーのもとに居た。 周りは、目が疲れる程に白い空間が広がっている。 『自称神って酷くね!?』
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