夢のまたユメ

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"……ワ………トワ………" 柔らかな日差しがうっすらと差し込む寝室 朝のけだるい雰囲気を少しずつ醒ましていく愛しい甘い声 ……ん~… 何… もう少し寝かせて……… "…トワ……?起きろよ ほら…トワが見たいっていうから… 恥ずかしいけど…これ……" ……ん……? 眠気と戦いながら目を開ければ、そこには夢にまで見た………… …ねこ耳………… を付けたコウ え?どうし…… え…ホントに?? "お前が見たいっていうから付けたんじゃんか… 恥ずかしいからあんま見んなよ………" ずっと憧れてたんだ 付けたら絶対可愛いんだろうなって前から思ってた ねこ耳を付けたコウとあんなことやこんなこと…… 何度想像して寝付けなかったことか… 頼んではみてたけどいつも頑なに断るから…… 絶対にやってくれないと思ってたのに…… それが今、目の前で現実になっているなんて…… ……まさか……夢………? 動けない俺に痺れを切らしたのか、少し不機嫌そうにコウが口を開く "……ッほら!!早く外したいんだから…… これで……何て言ってほしいんだっけ……?" 本当はねこ耳をつけた状態で、可愛く 「トワ~もう我慢できないニャン!!」 とか……言ってほしかった言葉はたくさんあったんだけど… 顔を真っ赤にしながらモジモジしてる姿を見たら…… そんなのは全部吹っ飛んで ……もう我慢できない ……そんなのいいから こっち来いよ……… 恥じらいながらも素直に近づいて来るコウが愛しくて 思い切り抱きしめた 瞬間………… 「…ッなにねぼけてんだ このわかハゲぇッ!!!!」 「…ッ…てぇええ~~!!」 なぜか鳩尾に激痛が走りました……… .
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