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―チュン…チュンチュン
「んー…ふぁー。おはよう。」
なぎさは雀に挨拶をし、目を擦りながら階段を下りて行く。
洗面所で顔を洗い、リビングへ向かう。
「おはよう!」
母親の咲に挨拶をする。
「あら、おはよう。準備はしっかりできたの?」
「大丈夫だよ。」
「それじゃ、しっかり食べなさいよ。」
「はーい!」
なぎさのテンションはとても高かった。
ご飯を食べ終えると、2階に駆け上がり、新しい制服を着ると鏡の前に立つ。
身嗜みを整え、鞄を持ち、また階段を駆け降りる。
靴を履き、大きな声で、「いってきます!」と言い、外へでる。
ペコにも挨拶をし、高校へ向かう。
なぎさの高校は、歩いて約10分。
途中、中学時代の友達と会う。
「おはよ!理香。」
「久しぶり!なぎさ!」
「楽しみだね。」
「卒業式以来だもんね。なぎさ、制服似合ってる。」
「理香も似合ってるじゃん!」
二人でそんな会話をしながら高校へ向かう。
また、途中で他の友達とも会い、挨拶を交わし昇降口へ向かった。
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