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【俺も聞こえるんだ…】
その言葉にどんなに驚いただろう…私と同じ人間がいる…
ただその言葉が嬉しかった。
なぎさの目に一筋の涙が零れた。
「どうしたの?」
不思議そうに見つめる人。
「い…いや…何も…」
「?じゃあ泣かない。」
頭をぽんぽんと叩かれ、やっと我に返る。
「僕はね、鳥使いなんだ。」
「えっ…私…にが…」
言いかけた途端、パピカがなぎさの肩に飛んで来た。
「いやぁぁぁぁぁぁぁ!」
その声に驚いたのか、パピカは飛んで行ってしまった。
「!?どうしたの?急に…」
「あ…実は…」
なぎさは事情を話す。
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