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朝、起きた。
体を起こすと、キキが木の実を差し出してきた。
朝飯のつもりだろう。
木の実と言っても飲み物だ。中をこじ開けて一気に飲み干す。
「ぷはぁ~、んまい!ごちそうさま」
キキも飲み終わっていた。
「よし、散歩でもするか」
「キィー!」
俺たちは、草木の中に入っていった。
すると、早速死神を見た。
出会わないはずがなかった。
目の前の全長10メートル大蛇と対峙する。
横にいるキキはビビって俺の後ろにつく。
俺は必死に守ろうとする。実際自分も怖じ気づいて動けない。
最悪、俺だけが囮になってキキを逃がそう。
すると大蛇が襲ってきた。
躱すこともできず、締め付けられた。
また、死を決意した。
「キキッ!」
しっかりと視認できた。
キキが大蛇に噛み付いていた。
大蛇は締め付けるのを止め、キキの方に目を付けた。
キキは俺とは真反対の方へと消えていった。
大蛇も後を追う。
俺は助かった。
でも俺は大蛇が行った方へと走って行った。
大蛇が止まり、大蛇が見えた。
だが、キキはいなかった・・・
途方に暮れてひざから崩れる。
大蛇はこちらに気付いて、目の前までやって来た。
再び対峙する。
だが、さっきとは違い俺に考えはなかった。大蛇が俺を丸呑みせんと言わんばかりに襲って来る。
俺は流れに身を任せた。(死)
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