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そう思いながらも、成瀬さんは僕のベッドに到着。
成瀬さんは体育座りを止めて立ち上がり、僕のベッドの上に寝転がる。そして……
琴「……だ~りん……まくら」
そう言って成瀬さんは僕にまくらを要求。
ん?まくら?成瀬さんが僕の横に寝れば、まくらに寝れるよ?
そう。僕の使っているまくらはロングタイプ。なので、成瀬さんが横に寝れば嫌でも、自動的に成瀬さんは、まくらを使う事になる。
なので、僕はそう成瀬さんに話す。
司「成瀬さん?僕の横に寝るよね?」
僕がそう聞くと、成瀬さんは……
琴「……うん」
司「……じゃあ、まくらは僕と一緒で、これだよ?」
僕がそう言ってまくらを指差すと、成瀬さんはすぐまくらを掴んで……
琴「せいっ!」
ハイ。まくらさんとお別れです。
僕はそんな投げ飛ばされたまくらを、呆然と見る。
だけどそんな中、成瀬さんは僕の右手をにぎにぎ。そして……
琴「……だ~りん……脈……計る」
司「…………」
……成瀬さん……脈……計るって……どうみてもこれは腕まくらでしょ?
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