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そう思いながらも、成瀬は後頭部にて僕の脈を計っています。……まぁ、絶対に計れてないだろうけど。
僕はそんな成瀬さんに聞いてみる。
司「……成瀬さん……して欲しかったの?腕まくら」
僕がそう問い掛けると、成瀬さんは……
琴「……うでまくら……らっぱ……ぱ!」
ハイ。なぜか僕の質問が、しりとりになってます。
司「……いや、成瀬さん。しりとりは今どうでも良いよ……。それより、これはどう見ても腕まくらでしょ?……成瀬さんも最初から素直に言えば……。これくらいの事なら僕は成瀬さんにいつでもしてあげるよ?」
僕がそう言うと、成瀬さんは一言。
琴「……両腕がもげちゃっても?」
……両腕が……もげちゃう……。
僕はどこの戦争に出兵したのでしょうか……。
とりあえずそんな変な事を聞いてきた成瀬さんに、僕は……
司「……無理」
琴「……ウソつき」
司「…………」
琴「…………」
微妙に腹立たしいのは僕だけでしょうか……。
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