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僕は成瀬さんが素直じゃない……って、言ったのに。
司「…………」
琴「…………」
……少しの沈黙。でも、僕は眠たいので目を閉じたまま。
そんな僕の行動に、成瀬さんはついに痺れを切らした様子。
琴「……おやすみ前の……」
あっ!?成瀬さんがキスしてる!?
僕は唇に感触が伝わったので、目を開く。
司「…………」
琴「…………」
僕の目の前にあったのは、成瀬さんの顔ではなく……
指?……まさかのフェイク?
僕は目の前の指から、目線を成瀬さんに移す。
成瀬さんは少し口元を緩め……
琴「……期待した?」
司「…………」
スゴく……恥ずかしいです。
僕は成瀬さんに勘違いがバレて恥ずかしかったので、またすぐに目を閉じる。
でも、成瀬さんはそんな僕に……
琴「……だ~りん……ちゅーしてくれないの?」
司「…………」
……素直な成瀬さん。可愛いです。
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