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「レアちゃん、もっと笑顔で。はい、OKです。」
カメラマンさんが言った。
「「おつかれさまでした。」」
スタッフ全員が私に言ってきた。
「1時から4時までがフリーで、5時から「ルージュ」の撮影だから。」
マネージャーのマリーが言ってきた。
「分かったわ。」
私はそう答えて、控え室へ行った。
早く着替えて、御飯が食べたかった。
着替え終わると、マリーと一緒に車に乗って、ビルを出た。
プルルルルル
私の携帯がなっている。
「はい、リア?なに?」
私は聞いた。
「はい、レア。撮影終わった?今から空いてない?」
リアは「アクア」の専属モデル。
「空いてるわ。4時までだけど。」
私がいうと、
「じゃあ、いつものカフェでね。」
とリアは言って、切った。
私はマリーにいつものところで降ろしてと頼んだ。
私達のいつもの場所とはおいしいコーヒーショップだった。
店内に入るとリアはもういた。
「ごめん、リア。早かったわね。」
小さい声で言った。
このコーヒーショップは評判の良い店。
平日のこの時間でも、お客さんはかなりいる。
ここで、私たちがモデルのレアとリアだとばれると大変なことになる。
だから、いつも小声でしゃべるのだ。
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