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その話を聞いてローネスの体は微かだが震えていた
ローネスは既にその怒れる金獅子を一度だけ…死闘の末、捕獲をしたのである
だが、その狩猟に使用した武器と防具は見るも無惨な状態で修復さえ不可能程ボロボロで、ローネスも暫く狩りには出られ無い程傷をおった
その時程、ローネスは自分の死を感じた事は無かった
ローネスがうつむいたまま黙って居るのを見て村長が
「…ローネス殿…この依頼はお主にとっては辛いのは分かっておるのじゃが…どうしてもお主に受けて欲しいのじゃ!」
「何故、俺なんだ?少なくとも、俺より上のハンター達に頼んでみたのか?」
ローネスが自身の疑問を村長達にぶつけると、今まで黙っていたギルドナイトが喋り出した
「…貴方の言うことには一理あります…ですが!今この金獅子と戦えるのは、貴方だけなんですよ!」
「どういうことだ?」
ローネスがそう言うとギルドナイトが、懐から黒焦げになった破片を取り出しローネスに見せた
「これの破片はこの依頼を頼んだ別のハンターの防具の破片です…ローネスさん。貴方ならこの破片が何なのか解りますよね?」
その破片をローネスに渡して、ローネスはその破片を調べてみるとローネスは驚いた
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