壊れた世界。

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‐???‐ 壁に覆われ空がないとある場所。屋内らしきところに突然それはあらわれた。 スタッ…… 「よっと……着いたわよ藍」 紫と藍だった。 「うぅ……」 少し顔が青くなっている藍。落ちている時に気分が悪くなったらしい。 「たくっ……だらしないわねぇ……」 「……すみません」 また涙目になる藍。 「っ!?……まぁ、いいわ……」 何とか赤くなるのを抑える紫。 ……自重しろ。 ――――――― 「さて、これからどうしますかねぇ?……ってあら?」 カツカツ 屋内(?)に響く足音。 「……誰か来ますね」 「えぇ……丁度いいわこの世界の事を聞いてみましょ?」 「……いきなり現れた不審者の質問なんか答える人がいるでしょうか……?」 「……なるようになるわよ……タブン」 えらく適当な紫。
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