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「柚…いえ、この人形を見付けるとは嬉しいです。こちらは僕の自信作でして。」
そう言った男性は私の腕を掴み少女…男性が言う人形の顔へとやった。
柔らかい。赤ちゃんみたい。
なんて柔らかいのだろうか。
私の物とは比べ物にならない。
「この自信作。今なら無料貸し出し期間中ですがどうです?」
「……無料…期間…?」
不思議な感じの少女。
これが人形なのだろうか?
たしかにさっき自分で歩いていたように見えたが…。
色々な興味が湧いてきた私は迷わずに言った。
「ぜひ…。」
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