先輩

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身長は、信二郎より少し小さいぐらいであろうか? しかし、それほど差は無さそうだ 「きみ、どこ中?」 まだかなり距離が離れているのに、大きな声で聞いてきた 「武丘中だよ」 信二郎は走って側まで寄って答える そして、すぐに名前も名乗った すると向こうも 「俺、斎藤敦(さいとう あつし)」 笑顔で教えてくれる どうやら中学校の時、全道大会に出場したチームのキャプテンだったようだ 大会では、1回戦で負けたみたいだが… 信二郎とは、かなり次元が離れている …が、お互いにバスケが好きという共通点から、すぐに仲良くなった しばらくすると敦のチームメイトが1人、体育館に入ってきた
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