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敦がゴールした後、ランニングを終了させた者はいなかった
信二郎と一也は、勢い宜しく走り出したものの、数分でギブアップしてしまっていたのだ
なにかペナルティが課せられるのではないかと、ビクビクオドオドする信二郎と一也
しかし、2人の予想は思い過ごしだったようだ
先生は2人に笑顔を見せる
「頑張って、走りきれるようになってね」
それだけ言った
なんだか拍子抜けというか、なんと言うか…
ともかく悪い結果ではなかっただろう
2人は、息を整えながら静寂していた
「さて、中に入るか!」
武藤先輩が言う
「はい!」
ランニングが終わり、5人の生徒と1人の先生は校舎に入っていった
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