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此処は何処…?僕、死んだのかな
『ルベルク、貴方はまだ死んでませんよ』
だ、誰!?
『安心して下さい、私は貴方の…そうですね、魔力の源でしょうか?
貴方の肉体はまだ微かに生きています、まぁ普通の人は死んだと思うでしょうが』
そ、そうなの?じゃあ僕はまだ生きてるんだ!
でも魔力の…源?僕魔力なんてないよ…?
『貴方の力は強すぎるんです、だから神と悪魔が私という魔力を解放する為の鍵を作り、今まで封印していました』
神様と悪魔が…?仲、良いんだその種族
『はい、人は勝手に神と悪魔をイメージしていますが…見た目と力、世界が違うだけでお互い仲が悪いわけではないのです』
そうなんだ…
ところで、えっと魔力の源さん?急に現れた理由は…
『貴方は家族が…貴族が憎い、そう思ってましたね?』
うん…本当は復讐したら駄目かもしれないけど…
でも…あいつら僕を玩具みたいに的に使って、皆僕をゴミ扱い……そしていつか捨てられるんだよ…?
それでも、復讐しちゃ駄目?
『いえ、貴方が望むなら私も魔力を解放しましょう
それに復讐が悪いなんて私は思ってません、神も悪魔も…この世界を作って後悔しているのです
貴方がこの世界を変えるなら…神も悪魔も喜んで力を貸しますよ』
分かった、こんな世界…僕が変えてあげる!
だから僕に…力を貸して!!
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