第一章【星桜魔法学園】Ⅰ

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 星桜魔法学園第二男子寮、八神咲の部屋。 顔にあたる柔らかい感触で目が覚める。 「っん、ん~。まだダメですよ~」 ふわりと甘い臭いが鼻腔をくすぐる。 はだけた和服からは、両腕に挟まれ押し潰されたふたつの膨らみがあらわになっており、僕の理性を刺激する。 それは丘などではなく山だった… 間違い無い。僕の眼前にあるのは姫那のむ、胸だ!女の子の胸ってこんなに… おっと、いかん危うくトリップするところだった。 にしても何でこんな事に…… 事の始まりはあの時。 そう、姫那と出会った辺りからだったのだろう。 ・ ・ ・ 「さっきの話の続きだけど、僕のモノってどういう…?」 「そのままの意味ですっ。私は咲様のモノです。あの日からずっと」 あの日っていったいいつの事だろう。僕は少女に合った事があるのだろうか?思わず、困惑した表情になる僕。 「あ、あの。私のこと覚えてませんか?8年前にスカイパークで…」 不安になったのかだんだん声の小さくなる少女。最後の方なんかほとんど聞こえなかった。 「ご、ごめん」 つい謝罪が口から出てしまう。謝る事が癖になっているのかもしれない。 「いえ、謝らないでください。私の印象が薄かっただけですからっ」 全然気にしてません。と言わんばかりに両手を胸の前でハタハタと振る少女。どうも空元気にしか見えなかった。 「あ、そうだ!コレならどうですか!?」 何か思いついたのか、髪に天使の羽?を模したような子供っぽい髪飾りをつける少女。 8年前、スカイパーク、髪飾り、女の子… 「あ!えっと名前は…」
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