異空間と出会い

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〈母ちゃん、母ちゃん!きょうね、たつきちゃんにね、からてでねかったんだよ!!〉 〈本当?凄いじゃない、お母さんは嬉しいわよ一護♪〉 〈えへへへっ〃〃〃〉 穏やかに微笑む女性は、一護と呼ばれる小さな少年を抱き締める。 〈…あったかいね母ちゃん…〉 〈……一護、この温かさを忘れないでね?〉 〈うん!〉 笑い合う親子…… 穏やかに吹く風…… 温かく降り注ぐ日差し…… 光の道を手を繋いで帰る後ろ姿…… ありふれた日常を…… 破壊する影…… 〈一護ぉぉぉぉぉ!!〉 〈母ちゃん?〉 日常が崩れさる……
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