入学式の日に

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校長「朝倉君が今回の受験でトップになっていることはさっきの挨拶でわかったと思います。そして三坂君は、朝倉君についで二位の成績で合格しています。」 俺の次って航だったんだ。後で何点か聞こうっと。 てか今の言葉で上級生がざわめき始めたじゃん。 なになに……『今年あの二人なんだ。』『結構かっこよかったよな。』……だって。 ……意味わかんないなぁ。 校長「二三年生はもうわかったでしょう。では二人とも、しっかり聴いてください。この学校生活で君達にはある役職についてもらいます。これは受験の成績で上位二名が必ずしなければいけないことですので諦めてください。」 ある役職か…… いったいなんなんだろうかな? そうゆう面倒くさいのはあんまりやりたくないんだけど、航と一緒に活動できるならやっていいかな。 校長「それでは発表します。…………三坂君は生徒会書記を、朝倉君には生徒会副会長をしてもらいます。」 ふーん、航が生徒会書記で俺が生徒会副会長か…… 生徒会かぁ。 ふーん。 一樹「ってはぁぁぁああぁ!!!」 俺はざわめいている程度の体育館で一人大きな声で叫んだ。 ちょっとみんな、白い目でみないで! そんなことよりも生徒会!?まじで!?ちょっとおかしくね?普通生徒会って学校に馴れてきた10月とかに決めるはずじゃん! てかなんで航は平静としてんの? さすがに少しはリアクションするでしょ! ……あーやばい。ワケわかんなくなってきたぞ。
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