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加奈「あ!お兄ちゃんだ!」
俺を見つけた加奈はパタパタと走ってきて、俺に抱きついてきた。
うん…いまの加奈の行動で大抵の人はわかったよね?
そう…加奈は世間で言うブラコンなんだよね。
加奈「お兄ちゃん今日起きる早いね?どうしたの?」
一樹「今日は入学式なんだ。それのせいでいつもより早く目が覚めちゃったんだよね。」
そう言いながら俺は加奈の頭を撫でてみた。
すると加奈は嬉しそうな顔をしてさらに、強く抱きしめて頬擦りをしてきた。
やばっ!可愛いっ!
数分撫でた後、抱きついてくる加奈を無理矢理剥がして洗面所に向かった。
撫でるのをやめたとき、加奈がもっと撫でてと言わんばかりの顔していたが、ぐっとこらえてはなれてきたのだ。
だって!ちょっと名残惜しそうな悲しい顔に上目遣いしてきたんだもん!
正直やばかった、アレは…
不覚にもその表情に負けそうになって加奈の頭の上に手が乗りそうになったことは絶対の秘密な。
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