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とりあえず顔洗ったり色々したりしてリビングに戻ってみた。
するとそこにはさっきはいなかった人物が起きていた。
……まぁ俺の紹介で出てきてないヤツは一人しかいないから決まってるんだよね。
一樹「おはよう、大輝。」
大輝「あ、おはよう兄さん。今日早いのは入学式だからだっけ?」
一樹「おう、その通りだ。大輝も二年に上がったんだろ?ちゃんと勉強しないと俺みたいになれないぞ。」
大輝「大丈夫だよ兄さん。僕は『兄さんみたい』になるんじゃなくて『兄さんを』越してみせるから。」
一樹「お、言うじゃないか大輝。なら俺もまだまだがんばらないといけないな。絶対越させねぇからな?覚悟しろよ?」
大輝「はいはい、じゃあ顔洗ってくるから。」
そして大輝は洗面所に姿を消していった。
まぁ大輝の説明を始めるか。
さっきも言ったが大輝は最近中二に進級した弟だ。
性格は真面目な方だが度胸がある。
さっきの会話がいい例だな。
あと、眼鏡をかけてて結構カッコよくて頭よくてと色々あるが基本は俺に似ている。
まぁ兄弟だし当たり前かな?
よし、紹介はここまででいいかな。
俺はさっきの朝のニュースの続きでも見よう。一樹「そういえば加奈も今日が入学式だよな?」
加奈「う、うん、そうだよ。」
ん?どした?ちょいと緊張してんのかな?
まさか……
一樹「おい加奈、まさか『友達出来なかったらどうしよう』とか考えてないよな。」
加奈「ふぇ!そ、そんなことないって!クラスに馴染めなかったらどうしようとか考えてないって!!」
あ~図星だな、これは。
仕方がない、少しアドバンスでもすっかな?
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