白刃ノ奏鳴曲

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…俺の名前は【カルド】、 【カルド・ドジャー】、 ここ、罪の渦巻く街【Tokyo-Sity】で、 【執行人】を生業としてるイケてる青年である、年は23、好きな食べ物はジャンクフードとリコピンムース、好きなテレビは専らジャパニメーションがほとんどだ、 ここ【Tokyo-Sity】は、 天上界【ヴァルハラ】の監視下に置かれた巨大な街…というより世界といったほうが納得がいく場所だ、ちなみにスペルミスじゃない、エスで合ってるからな。 その監視の下に、罪を犯した咎人を駆逐…要するに消す人間がいる、 それが【執行人】、 【エクスキューショナー】と読むのが一般的だ、 執行人は…ヴァルハラの身勝手な人選や推薦、志望などによって配属され、ヴァルハラから送られてくる任務を次々とこなしていくこととなる、任務には軽いものから重いものまで沢山ある、俺等が受け持つのは罪人の抹殺や駆逐が多い、 俺は元は【何でも屋兼用心棒】をやっていたが、ヴァルハラからの人選で勝手に配属が決まった、いい迷惑なんだよなぁ正直、まぁ、給料はいいんだけどな♪ 何はともあれ、こんな話をしてる間に着いたな、ここが噂の 【JΦKER MΦΦN】(ジョーカームーン)、 さっき言った【何でも屋】、俺の家であり事務所だ、少し古いが木造で結構デカい、立地場所も静かな所で雑音が聞こえないから昼寝を邪魔されることもない、 「ん、…やっと帰ってきたか、 こいつは【カイ】、【カイ・アザズ】、同業者で俺の相棒、正直仕事に関して真面目すぎるクールな奴、元傭兵だったらしく、腕っ節はかなりのもんだ、正直怒らせたら大変、後が面倒、 カルド「ただいまカイ、それより飯は中か?? カイ「ああ、残っていればな、 カルド「そう…"残っていれば"…?? カイ「お前の分であるとは言ってあるが、どうだかな、 カルド「………。 俺は正面の扉を蹴破ると店内に飛び込む、見慣れた木造建築の内部、結構な広さのホール状の部屋、中央に設置されたカウンター(俺の机)、その正面に鍔付き帽を被った女性が一人、 「……む??おー、はるどひゃん、ほがえりなはい、 カルド「………のおおおおお!!!!?
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