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そのごった返しを物ともせず、轢くんじゃないかという勢いで突っ込んでくる一台の赤いオープンカー、それはパトカーや装甲車で作った即席のバリケードのギリギリ手前でドリフト停止する、
カイ「到着だ、
カルド「くそ野次馬消えろ!!みせもんじゃねえぞ!!!
「ちょっとすみません…今取り込んでて……カルドさん、…カイさんも、
カルド「やぁウォーカー、お仕事ご苦労様。後はまかせてくれ、カイに、
カイ「お前も行くんだよ、
「執行人まで出てくるのか…そこまで重大任務じゃない気はするが……
カルド「おやおや、コクウまでいたのかい、随分と今日は人が駆り出されるねぇ……
この二人は【ウォーカー】と【コクウ】、
本名不明でコードネームで呼びあう、
特殊工作部隊【ファンタズム】(別名ファントム)
のメンバー、執行人とはまた役職は違うが、執行人の下に位置する主に執行人の補佐や一般的事件や任務の対応をしている、
カイ「状況報告してくれ、
ウォーカー「はい、
立てこもってるのはおそらく、連続射殺犯、【キース・バンド】、過去、改造重火器によりおよそ1000人を射殺、テロリズムなども行ってはいますが、銀行強盗といった犯行はこれが初めてです…
コクウ「今の所内部の状況は不明の点が多い、何故銀行強盗をしているのかもわかってない…動機も不明、何かいやな予感がする……
カルド「ようは、片付けりゃあいいんでしょうよ、ようは、
カイ「考えるより行動か、確かに無駄な時間は使えないな、即座に追い込み素速く拘束する、
二人は所持していた銃を取り出し手早く弾倉を装填すると、それを取り出した場所へ戻す、
カイ「銃はあまり使えない、人質に流れ弾でも当たったら話にならん、
カルド「ようは近接戦闘が物言うわけな、
カイ「そう言うことだ、
「おい、誰かこっちに来るぞ、二人だ、
「二人??交渉人か??なら話は早いな、うまく受け入れてそいつ等ぶっ殺してマッポの奴等に更に圧力をかけてやるぜ、
銀行内で軽く打ち合わせをする強盗員達、しかし一人が異変に気付く、
「おい…なんか様子が変じゃねえか??
近づいてくる内の一人、妙な格好をした方の男が肩に何か担いで妙な動きをしている、もう一人が横で怒鳴り散らしているようにも見える、何か筒状の……
「……おいっ!!!違う!!!あいつ等バズーカ砲持ってやがる!!!
「何ぃ!!?
次の瞬間に射出された砲弾によって銀行の防弾シャッターとガラスはことごとく破壊された、
カイ「使うなっていったよな……
カルド「【銃】じゃなくて【砲】だから♪
カイ「一緒だ!!!
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