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今の一撃で銀行内が丸見えとなった、砲弾の残っていないﾊﾞｽﾞｰｶ砲を地面に投げ捨て、銀行へと近付く二人、中では強盗員数名があたふたとしているご様子、
｢う…動くな!!ﾃﾒｪ等!!人質がどうなってもいいのか!!!
ｶﾙﾄﾞ｢うん、
ｷﾝｯ!!
ｶｲ｢!!?
｢!!?
そう言うと小さい俵状の何かから金属製のﾋﾟﾝを引き抜き銀行内へと放り投げる、
ｶｲ｢何考えてんだお前ーっ!!!ぐっ!!
｢ぐ…ｸﾞﾚﾈｰﾄﾞだぁ!!!
｢いかれてやがる!!!
銀行内奥に放り込まれたｸﾞﾚﾈｰﾄﾞらしきものに怖じ気づいた強盗員達は命欲しさにその場から逃げまどう、ｶﾙﾄﾞはｻﾝｸﾞﾗｽをかけて、ｶｲの目を両手でふさぐ、次の瞬間、
ﾊﾟｼｭﾝｯ!!!
｢!!?
ｶﾙﾄﾞ｢ｶｲ、今だ!!
ｶｲ｢…やるなら…先に言え!!!
炸裂した【ｽﾀﾝｸﾞﾚﾈｰﾄﾞ】(強烈な光と音で相手を行動不能にする手榴弾)を合図に飛び込む二人、強盗員達は何が起こったかわからずﾊﾟﾆｯｸに陥っていた、
ﾌﾛｱの強盗員達の数は少なかった、その為に二人掛かりで直ぐに事を終えた、素速く殺さずに峰打ちと急所を外す一撃を与える、
ｶｲ『ｳｫｰｶｰ、一階ﾌﾛｱの一掃完了、人質の救出と犯行ｸﾞﾙｰﾌﾟの確保、
ｳｫｰｶｰ｛了解しました、
ｶﾙﾄﾞ｢問題は上みたいだね～…、見たところ改造銃器の奴はいなかったからな…、
朝月と宵陽を無駄にｱｸｼｮﾝを加え鞘に収める、
ｶｲ｢1000人殺した男だ、この程度の包囲なら簡単に抜けられそうだがな…
ｶﾙﾄﾞ｢もう逃げてたりして、
ｶｲ｢それならそれで…良くはないな…、
取り出した煙草に火を点け、一服し始めるｶｲ、
ｶﾙﾄﾞ｢何で??早く帰れていいじゃない。
ｶｲ｢金だけ持って逃げられてたまるか、減俸されたらたまったもんじゃねぇ…
ｶﾙﾄﾞ｢ああーそりゃそうだ、また新しいｹﾞｰﾑ買わなきゃいけないのにそりゃ困る、
ｶｲ｢お前はもう買うな!!!
ｶﾙﾄﾞ｢あはぁ…
吸い殻を銀行の外へ放り投げると、折り畳み式の愛用ﾅｲﾌ(大きさ的に鉈といった方がしっくりくる大きさだが形状はﾅｲﾌ)、【ﾏｷｬｳﾞｪﾘｽﾞﾑ】を取り出す、
ｶｲ｢とっとと終わらすんだろ、
ｶﾙﾄﾞ｢改造銃器見たいからな、
ｶｲ｢それは終わる前に出来るだろ、
ｶﾙﾄﾞ｢拝借しないの??
ｶｲ｢………
ｶｲ｢……ﾘﾘｨにバラされても知らんぞ…。
ｶﾙﾄﾞ｢あ……それ困るな……。
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