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~りな~
「りな~。おっはよ!」
朝、学校の門をくぐろうとした時、愛(あい)に話しかけられた。
「おはよう。今日も暑いね。」
と、返事をする私は桜川 りな(さくらかわ りな)。
中学2年生。
「そういえば昨日の「笑テレビ」見た?すごく面白かったよね~^^」
色々な話をしながら下駄箱へ。
「愛っ!いたいた。あ、りなちゃんおはよ!愛、委員会の事で先生が…。」
沙弥(さや)は息を切らせながら言った。
愛を探してたんだと思う。
「わかった。りな、ごめん。ちょっと待ってて?」
愛と沙弥は走って行ってしまった。
あぁ。
一人になっちゃった。
1人って苦手なのに…。
早く帰って来てっ。
ドンっっ…
「痛っ…」
何かが私の肩に思いっきりあたった。
「…あ…、大丈夫?」
しゃがみこむ私に誰かが声をかけてくる。
声のする方をみると…。
かっこいい少年が私の前にっ!
「あ、だ・大丈夫ですっ!」
私はあわてて立ち上がった。
「人に当たったんだから謝ればいいのにな。…じゃぁ…」
その人は去っていった。
かっこいぃ~…。
あの人って2年生?
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