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「兄貴っ!兄貴っ!ダメだ…完璧に気絶してる。」
小さいヤツが中くらいに言った。
「いったい誰だ!」
中くらいが叫ぶ。
「おいおい、あんたら何してんの?」
力也である。
間一髪間に合ったようだ。直ぐ様女の子に駆けよった。
「おい!君大丈夫かい?」
「えっ?あっ、はい!大丈夫です。」
力也はその女の子の様子を見て安堵した。
「良かった。ちょっと待っててな。少しあいつらにお仕置きしてくるから。」
力也は女の子を安心させるように優しく 言った。
「あっ、はい!がんばってください!」
「お、おい!てめぇ高校生だろ!ひっこんどけよ!」
中くらいが叫ぶ。
小さいヤツは中くらいの後ろに隠れている。
「あ?」
ギロッ!
「ひぃぃ!」
その言葉に力也は額に青筋を立てて、ゆっくり、ゆっくりと近づいてくる。
「てめぇら…殺すぞ?あ?」
まさに阿修羅である。
その様子を見て中くらいと小さいヤツはいち早く危険を察知したらしく、震えながらデカイヤツを、持って逃げて行った。
「ごめんなさ~い!!!」
涙と謝罪を残して…。
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