~1章~

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「はい!お兄ちゃんご飯。」 凛が微笑みながら茶碗を渡す。 「ありがとう。凛。」 力也も微笑み返し受け取る。 今日の朝は、焼き魚・おひたし・卵焼き・みそ汁である。 なんとも微笑ましい光景だろうか。 ちなみに凛が家事を担当し、力也はその手伝いみたいなものだ。 「お兄ちゃん、今日部活休みだから学校終わったら、一緒に夕飯の買い物いこっ♪」 凛が元気一杯に笑顔で言った。 「よしっ!行くか!」 もちろん帰宅部の力也が断るはずがない。こちらも笑顔で了承した。 「やった♪エヘヘ♪」 (お兄ちゃんと買い物だ!思いっきり甘えよ♪) そんな大喜びしている凛を見て、力也は (かわいいなぁ~) なんてことを考えていた。 さすがシスコン。
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