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空港に着くと、
親戚の叔父さんが待っていてくれた。
『おう真弥、
久しぶりっ!!
…だいぶ目が赤いな』
『叔父さんお久しぶりです。
いや、
飛行機で寝てたから赤いんだと想う』
『これから1人暮らしで寂しくなったら、
いつでも家に遊びに来いよ。
うちの悪ガキ達も楽しみにしてるから』
『それは遠慮なく行きます!
そっか、
会いたいなぁ』
東京には従兄弟がいて、
けっこう仲が良かったりするから、
知らない街に住む孤独感は無かった。
従兄弟の住む浅草にはガキの頃よく冬休みとか遊びに行ってたし、
上野とかよく遊んでた。
彼女に、
あさひに逢えない寂しさだけ、
それだけが俺の胸を締め付けていた。
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