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「さて、今日はちょっと早いけど、ここまでにするね」
愛流が時間前に授業を終わらせると、生徒たちが一斉に気を抜いた。
「ねぇ先生、もうすぐ学園ファイトがあるけど大丈夫?」
女子生徒の一人が、教壇に近寄り愛流に話しかけた。
「そうねぇ……」
愛流は考える様な仕草をし、目を閉じた。
「とりあえず、戦法は当たって砕けろ! かな?」
「突貫するの?」
「まぁそれに近いかもね。なにせ学園ファイトは今回が二回の新人だから」
愛流は仕方ないと言った風にため息をつく。
「頑張ってね。私たち応援してるから」
「ありがとう」
生徒たちは愛流に手を振りながら、それぞれの机に戻って次の授業の準備をする。
「ここのクラスの次の授業は……ひかるの授業か」
授業割を確認した後、愛流は職員室へと戻って行った。
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