4人が本棚に入れています
本棚に追加
要人保護が目的なら顔を売る行為は控えた方がいいのではないかと思うかもしれないが謙一達の仕事は少し違う。
要人への接触を許可されていて、防衛の最終ラインとなるため彼女に近付かないといけない。
いきなり違う土地から来た人間がいきなり彼女に接触を試みるのは不自然である。
その為に謙一達は二か月を費し、ようやくこの町に馴染むことができてきた。
「さて、先輩今日が神条ユキナとの初接触になりますね」
「そうだな……なんで上だけしか着てないんだよ。ズボンをはけ」
ミユは謙一の言葉を無視し次々とユキナに関する情報、周りの状況が書かれたレポートをバッグから取り出していく。
なぜかその合間合間にエロ本がでてくるのは毎度の事。
謙一はもはやツッコむ気すら失せている。
ミユ曰く周りの状況にこれといった変化はないとのこと。
なのでユキナに関するレポートのみに目を通している。
最初のコメントを投稿しよう!