60人が本棚に入れています
本棚に追加
今のうちに!
ピーチ
「クローバーボックスよ、私たちに力を!」
ピーチの呼びかけに答え、クローバーボックスが輝きを放つ。
ピーチ
「セット――ゴー!」
ピーチの合図で、四人はスタート体制から走り出す。
パッション
「セット、ハピネスリーフ!――パインっ」
パッションから放たれたリーフをパインが受け取る。
パイン
「セット!フレアーリーフ!――ベリーっ」
同じく、今度はパインがベリーへとリーフを放つ。
ベリー
「セット、エスポワールリーフ!――ピーチっ」
受け取ったリーフに自分のリーフを繋げ、最後にピーチへと放つ。
ピーチ
「セット、ラブリーリーフ!」
最後のリーフが揃うと、ピーチはまたそれを放つ。ピーチの手から放たれたリーフは巨大な四つ葉の形をなし、それぞれがセットしたリーフの上に飛び乗る。リーフはソレワターセを中心として舞い降りる。
「ラッキークローバー・グランドフィナーレ!!」
ソレワターセの身体をダイヤ状の結界が包み、中を光のエネルギーが満たす。
ソレワターセ
「シュワーシュワー………」
その中でソレワターセはまるで蒸発するかのようにして消滅した。息つく間もなく、四人は互いに顔を見合わせ空へと飛び上がる。
遥か前方には、激しくぶつかりあう二つの軌跡が見えた。
ノーザ
「チィっ、小僧の分際で……!」
ネクサスの攻撃をかわしながら、ノーザは毒づく。
ネクサス
「よそ見してる暇あんのかよ!」
ネクサスの激しい連撃は尚も続いていた。
ノーザにあの規模の技は絶対に撃たせてはならない。ネクサスは集中させる間もないくらいにパンチやキックを次々と矢継ぎ早に繰り出していく。
最初のコメントを投稿しよう!