スキル0

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    …………て…            ………き…て          「うーん………」           「おきろ!!」       「おわっ!」       「おわっ!、じゃないわよ!」     「……渚か」      梅雨の影響でじめじめした6月。ここは凛光学園の教室    この学園は8つのクラスがある    特殊な力、スキルの強さによって0~7の8段階に分けられる    そのスキルのレベルによってクラスが分けられる    ここはスキル0(無能力、未能力)の教室    渚「リョウ!、あんたそんなんでいいわけ?」    青髪をツインテールにしている渚はそう言った    リョウ「なにがだよ」    寝呆けているリョウは不機嫌そうに答えた    渚「私たちスキル0なのよ!、ちっとは努力しなさいよ!」    渚はリョウの机を叩く    リョウ「はいはい、以後気を付けます」    リョウはそう言って再び顔を伏せる    渚は拳をあげた    渚の拳はリョウの顔スレスレのとこを殴った    リョウ「おわっ!」    リョウは勢いよく顔を上げた    渚「私を舐めてんの?」    リョウ「……舐めてねぇよ」    リョウはさらに驚いた    リョウ(机がへこんでやがる……)
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