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赤木は梓を見てイライラする
赤木「お前パニッシュのブローチ付けてっけど、お前がパニッシュ?」
梓は泣くのを必死で堪えて頭を縦に振る
もうすでに泣いているのか
梓は顔を上げようとしない
赤木「なんだよこのガキ!」
赤木は苛立ちながらバイクを降りた
「おっ、やっちゃうんすか?」
赤木の横にいた不良が言う
赤木「あぁ。ちょうどいい。パニッシュに俺の恐ろしさを教えてやるよ」
赤木は梓に近づいていく
梓はただうつむいたまま
その光景を見たリョウは窓に足をかけた
慌てて渚がリョウの腕を掴む
渚「あんた何する気!?、飛び降り自殺!?」
リョウ「この状況で死ぬやつなんかいるかよ……。お前が行かないから俺が行くんだよ」
渚はなぜかためらった
渚「いや梓なら大丈夫よ……大丈夫だから」
徐々にリョウを掴んでた手の力が弱くなっている
表情もまた哀しげな顔になった
リョウ「お前……妹と仲悪いのか?」
哀しげな顔から一変、ハッとした顔になる渚
渚「そんなことない……と思う」
リョウはすでにただ握ってるだけの渚の手を払い、窓から飛び降りた
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