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慎たちはさっきの男のヒントを思い出していた
「どういう事なんだろう」
最初に口を開いたのは仁である
「よく分かんないけど多分、『色』じゃあないかな」
惠が言った
「色?何でだよ?」
「例えば、最初のヒントの天より落ちてくる物なら雪の白とか山からわきだす物ならマグマの赤とかそんな感じでさ」
と惠が自分の考えを言い終わると仁が
「色だとしたらどこの色なんだよこのカプセル全部白なんだぞ」
仁が言うと今度は慎が
「それならあいつのヒントの最後の言葉、答えは中にあるだよ」
「?どういう事だ?」
「だから答えは中にあるんだよ」
と言いながら慎はカプセルを掴んだ。そしてカプセルを二つに分けた
「あっ」
仁が驚いたような声を出した
「ビンゴ🎵やっぱりな」「だね~🎵」
二つに分けたカプセルのなかを見ると青、赤、白、黒に色分けされた薬が入っていた
「つまりこの中の人を生かす色、人を生かすのは広大な海から連想できる色の青、このカプセルがセーフのカプセルだ」
と言いながら慎は青の薬が入っているカプセルを掴んだ
「本当に大丈夫なのか」
「大丈夫なはずだここで飲まないともうこの部屋の酸素が少なくなってきてる、ここでで決めないと」
「...分かったよ、絶対あってるんだな俺はお前を信じるぞ」
「あぁ、ありがとう」
そう言い終わると慎は手に掴んだカプセルを一気に飲み込んだ
一分以上が経過した慎の体には変化はない
「慎、大丈夫なのか?」
「あぁ、体が動かしずらいとかもないし、苦しくもない」
と言い終わるとあの男の声がなり響いた
『おめでとう、君たちはステージ1クリアだ次のステージに進むといい』
男の声が切れると慎たちの目の前に扉が現れた
「進めって事か」
「そう思う」
「うん、行こう」
慎たちは扉を開き次のステージに進んだ
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