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慎は唖然とした
何だと。自分が楽しむために人を殺すような事をさせるのか。
永貴は説明を続けた
『君たちにはビリヤードをしてもらう。制限時間1時間内に九つのボールをすべてポケットインさせろ。さらに六つのポケットすべてにボールを一つ以上インさせてクリアしてもらう
制限時間1時間内にクリア出来なかった場合、クリア出来てもいずれかのポケットにイン出来なかった場合にはゲームオーバーとなるので頑張ってくれたまえ』
「これは全員参加してもいいのか?」
『あぁ、皆で協力して頑張ってくれたまえ』それだけ言い終わると男の声が途切れた
「どうすんだよ慎、俺ビリヤードなんてやったことねえぞ」
「私もやったことないよ」
二人は慎に言った
「俺もやったことねえよ、でもやるしかねえだろ。俺からやる」
そう言うと慎は立ててあるキューを手にとり台に向かった
慎は手玉をおきブレイクショットを放った
1番ボールに当たり三角形になっていたボールの固まりはバラバラに散った慎のブレイクショットで運良く2番ボールが3番ポケットに入った
「よし」
【残りボール8個
残りポケット5箇所
残り時間58分】
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