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夜8時
俺たちはスタジオを借りて練習するため器材を親の車に積み出発
ひろしはキーボード担当のノブと単車に2ケツしてスタジオに向かった
俺たちがスタジオに着くと、ひろしは既に到着して俺たちを待っていた
2時間の練習が終わり、その日は衣装作りのため各々帰ることに
そして次の日の夕方
ひろしの携帯から電話がかかってきた
『はいょ』
「…もしもし甫くん?」
電話は女の人の声だ
『だれ?』
「ひろしのおばちゃんやけど…
昨日ひろしとバンドの練習に行ったやろ?
その帰りにひろし事故ってもうて…今病院におるんやわ」
突然のことで俺は一瞬理解ができなかった
『えっ、嘘やろおばちゃん
どこの病院なん?』
俺は詳しいことは聞かず電話を切り、すぐ浩平と慎吾と連絡を取ってひろしが運ばれた病院へと向かった
病院に着き俺たちは慌ててエレベーターに乗って8階まで行くと、病室の前におばちゃんがいた
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