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「わりぃわりぃ、遅れてしまったわ
なんか知らんけど、浩平の家で打ち上げするって言ったらおかんが行くな行くな五月蝿かったわ
まぁ振り払って来たんやけどな」
と言ってひろしは席についた
『そんな心配されてお前はどっかのお坊っちゃんか』
ひろしが上着を脱ぐと首元に引っ掛かれたようなあとがあった
「な、なんそれ!」
浩平が驚いた顔で言った
「うわ、マジやん
あのクソババァマジムカつくわ」
ひろしも浩平から言われて初めて気づいた様子
「お前のかぁちゃんどんだけ激しいん」
そんな話をしていると浩平のお父さんが帰ってきた
「ただいまぁ」
浩平の本当のお父さんは浩平が産まれてからすぐに死んだらしい
だからこのお父さんは再婚相手だ
浩平が冗談半分で
「親父手ぶらか?
煙草くらい買ってこいよ」
と言うと
「俺よりイチモツがでかくなったら買ってきてやるわ」
と、まるで友達のような親子やった
そしてしばらくしてその日は解散
それから2日後
俺はかぁちゃんから重大な事実を知らされた
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