第1回 呂望

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―姜子牙(呂望)32歳― この日、空はかなり快晴だった 「ああ、なんて今日はいい天気なんだろう」 彼の名はこの時は呂望(りょぼう)と言われていた 「母上、私は羊の世話をしに行きます!」 「分かったわ、遅くならないうちに帰って来なさいよ」 「はーい」 呂望は羊の世話をしに村が小さくなるほど、遠くまで行った。 「呂望様ですか?」 知り合いのおばさんが話しかけて聞たので振り向く 「羌族の頭領ともあろう方が何故ここに?」 呂望は、 「僕はもう32歳だ。もうかなりの大人だよ」 「でも……」 「ドドドドドドドドド」 馬が走る音が聞こえた
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